僕が長年戦ったうつや強迫性障害などの精神疾患をコロナをきっかけに治した話

自己紹介

  はじめまして、TAKADARUMAです。簡単に自己紹介します。趣味は映画観賞と読書の地方大学に通う男子大学生で、現在英語とプログラミングを勉強しています。そしてつい最近、長い間患っていたメンタルの不調をほとんど気にならないほど改善させました。生まれつきADHD、HSPの特性を持っていて、中学1年から強迫性障害での確認行為、大学1年の後期からのうつ病&対人恐怖症でかなり大変な体験をしました。1年前の僕からしたら意欲的に勉強に打ち込めるようになるなんて夢のような話で、ましてやブログで情報を発信してみようなどと考えもしませんでした。ここ1年ほど新型コロナウイルスパンデミックの影響で世間の雰囲気が不安に包まれている中、膨大な時間を持て余した、僕は自分を長年苦しませたメンタル疾患を、インターネットや本から集めた様々な方法によって、およそ1年で症状を殆ど改善させました。ここ1年で情報収集→実践し、確かに効果を実感したメソッドを紹介します。誰かのお役に立つことができれば幸いです。

 

TAKADARUMAの以前の症状

(箇条書きで記します。)

  • 強迫性障害  確認行為が自分の意志で止められなくなる。(部屋の電気を消したか、ガスを止めたかなどの、確認が自分の意志によって止められない。)

   

  • うつ  世界が灰色になったかのような気分、体が鉛のように重い。

 

  •  対人恐怖症 人とコミュ二ケーションをとる際に極度の緊張を感じ、人との関わりに抵抗感をもつようになる。

 

 

  • HSP 外部からの刺激に敏感、(繊細な性格特質、5感からはいってくる情報量や刺激が強い感じ。)

 

※疾患、発達障害の詳細は専門的なサイトでご覧ください。また詳しい体験談は後日書きます。

 

約1年、コロナ禍で僕がした自己治療

 

  • 瞑想
  • 散歩 
  • 感謝
  • 読書
  • 小旅行

瞑想とは基本的に心を空にして、リラックスをすることをいい、5分~30分程度を目安に行います。熟練者は1時間以上の瞑想を行うこともあるようです。

 僕の場合はネットで瞑想がメンタルヘルスに効くということを知り、最初は5分から瞑想を始めました。たったの5分間でも呼吸に集中することは、難しく、5分間の正しい集中力を身に着けるまでしばらくかかりました。それから、1年の間にだんだんと10分、20分、30分、1時間と伸ばしていきましたが、最終的には朝晩の10分間の瞑想、と日常のちょっとした隙間に瞑想を入れて頭をすっきり整えるということをしています。 瞑想には様々な方法ががありますが、代表的なものに呼吸に集中し続けるサマタ瞑想、あらゆる体の状態や感覚、感情に気付くヴィッパサナー瞑想、サマタ瞑想とヴィッパサナー瞑想をミックスさせていいところを取ったような種類の瞑想のマインドフルネス瞑想などがあります。私は色々と試しましたが、結局現在はマインドフルネス瞑想をしています。自身の呼吸に集中し続け、間に何か雑念や感覚が浮かんでくるのに気が付いたら再び自身の呼吸に戻す、といったことを行うものです。

 

マインドフルネス瞑想の順序

1.呼吸を整える、深呼吸を2、3回行いリラックスできる状態にする

 

2.座る、座り方は胡坐や結跏趺坐や半跏趺坐などの方法があります。この中でも胡坐が手軽にできるのでおすすめです。

 

3.呼吸に集中する、目を閉じて力を抜いて楽に集中してください。集中する箇所は鼻穴の出入りする空気か、膨らんだり縮んだりしているお腹のどちらか好きな方でよいでしょう。

 

4.しばらくすると、様々な感覚や雑念が頭の中で浮かんできます。これらに気付き、流れる雲を観察するようなイメージでスルーして呼吸に戻ります。

 

5.4を繰り返しているうちに、だんだんと雑念が減っていき、洗練された集中力を維持することができるようになります。

 

※注意するべきことは、欲望を完全に捨てて行うことです。瞑想を行って、能力を向上させたい、不安を解消したい、神秘体験をしたいなどと思ってはいけないと言われています。また、欲望を捨てるぞと意気込んでもいけません。ただ座るということです。鎌倉時代初期の禅僧の道元禅師は(禅マスター)は「只管打坐」を唱えました。只管打座の意味は、ただ、ひたすらに座るということです。この言葉は瞑想をする上で非常に重要なキーワードだと思います。

 

 

この呼吸に集中した状態というのは、今この瞬間と自分をつなぐものです。うつなどの様々な精神疾患は過去や未来を悩み恐れることに執着して、現実の今この瞬間を生きていない状態です。感覚や雑念の正体に気づき、これらをスルーして呼吸に集中するといったことを繰り返し続けていくと、心がまとまってスッキリした感じになって、自分の意志が最優先のものであると思えてくるのです。つまり、自分のやりたいことや何をしたらいいかということがはっきり分かるので目の前の問題解決に役に立つでしょう。

例えば、僕の場合、強迫性障害の症状である確認行為が行われるときは、かなり強い不安感に自分の意志が抵抗できず、無意味だと分かっていても確認行為をやり続けてしまっている状態でした。ですから、瞑想によって意志の力を鍛えて、不安とのパワーバランスをひっくり返してやれば、不安という感情から自由になることができるのです。

 

次回以降、自己治療の内容の続きを書きたいと思います。ここまでご覧いただきありがとうございました。